適応検査

初めに多くのクリニックにて適応検査は無料で提供しています。

  • 一生の付き合う眼のことですから労力を惜しまずできれば3カ所以上のところで意見を聞きましょう。
  • 自分の検査データについてもらいましょう。
  • そのうえでインフォームドコンセントをきちんと受けましょう。

その際に重要となる指標として下記のものがあります。

  • 術前角膜厚
  • 切除量
  • 予想術後残角膜厚
  • 暗所瞳孔径
  • レーザーの照射径
  • Optical Zone/Transition Zone
  • 収差予測

ポイント

1. 術後角膜厚

術後残角膜厚(角膜ベッド)はクリニックによって異なりますが、280μmm 以上残すのが日本国内では一般的です。国際的な基準としては250μmmが最低ラインとなっています。一度目の手術で300μmmをきってしまうような状況では、近視戻り具合によっては再手術がそもそもレーシックに向いていない(リスクが通常より高い)という事がいえるでしょう。また統計上280μmmを切るとコントラスト感度が低下するという事が判明しています。

術前の日本人の平均角膜厚は約520μmmです。この数値から大きく乖離している場合は注意が必要です。また計り方によって変動しますので(中心部の方が薄く周辺部の方が厚い)、大きく乖離した場合は複数の場所で測定してもらうのが良いでしょう。

ここから切除量(通常 15μmm × 近視度D)を計算しますので -4D 中程度近視の場合

520 - 15 × 4 = 460 μmmとなり十分な角膜厚が残ります 。

 

2.暗所瞳孔径 

日本人の平均暗所瞳孔径は6.5mmですが、測定の結果は1mm程度の誤差が生じてしまうというのが現在の赤外線形式での測定の限界のようです。暗所瞳孔径とレーザーの照射径OZ/TZと見え方の質(特に暗所)は相関がありますのでしっかりとインフォームドコンセントを受けましょう。 瞳孔径よりも照射径が1mm以上小さいと暗所視力の低下が顕著に出る事があります。

3.切除量

平均して通常のイントラレーシックで1D当たり15μmm程度切除します。ティッシューセービングレーシック等で照射径を小さく絞った場合12μmm程度になります。

4.収差予測

収差については別途詳しく説明するつもりですが低次収差と高次収差があり、眼鏡やコンタクトで矯正できるのが低次収差、それらでは修正できないのが高次収差となります。一般に切除量が多く残角膜厚が少ない人ほど収差が大きくなり、コントラスト感度が低下し見え方の質が低下する傾向にあります。