カネボウと大手レーシッククリニックの対応の差が酷過ぎる件
染井さんのブログでも取り上げられていましたが、カネボウの美白化粧品で皮膚がまだらに白くなる健康被害が出たそうです。
被害者の方には気の毒に思いますが(使用を停止すれば回復するという報告のようです)、今回のカネボウの対応みると遅かったとはいえ、まともな対応だと思いました。これがまさに「誠意ある対応」ではないでしょうか。
まとめると
- 消費者庁にカネボウ自ら被害レポート提出
- 自主回収
- 社内に夏坂真澄社長を本部長とする「ロドデノール対策本部」を設置。
- 日本皮膚科学会の協力を得て、原因究明や治療方法の早期確立を図る
- 全国に専任担当者を50−150人規模で配置
- 医療費などを過去分も含めて回復まで負担するほか、慰謝料は実態を確認後に基準を定めた上で、回復時に支払う方針
- 社長コメント 夏坂社長は「大変重く受け止めている。完治するまで対応するのが責任」
何故同じことができないレーシッククリニック!何故厚生労働省はレーシックだけ放置してるの?
と思うのは私だけでは無いと思います。
現にこちらでは
”消費者庁へのレポートは2件から37件に増えた”とあります。この程度の件数で行政が動くならレーシックも動いて良いはずです。
実際に消費者庁にもレーシック被害レポートは相当数たまっているはずです。当然私も提出しましたし、他にも周りで提出した方を知っています。
まだ提出してない方はこちらから被害報告しましょう。ここからカネボウの時と同じように事態が動く事も十分あり得ます。
視力という人間の情報の9割を取り入れる最重要機能が不良医師による極めて悪質な手術で深刻な後遺症が残っている人が大量生産されているのに、この対応の差は理解しがたいです。
今回女性としては2人目として次官に就任された
厚生労働省事務次官 村木 厚子さんに期待したいです。レーシック問題に対して行政として公平に取り組んでもらいたいものです。
厚労省のクリニックへの天下りなどのしがらみはあるでしょうが、
レーシック症例数や効果の過大広告、インフォームドコンセントの欠落等 医療機関とは到底よべなくなっている、レーシッククリニックに対してまっとうな行政処分を期待します。